マリッジブルーの原因と言うのは、一言では言い表すことができません。結婚準備における忙しさの中で、漠然とした不安感、そして結婚に対する期待などが入り混じり、結果的にうつ状態に陥ってしまうのです。最も多いマリッジブルーの原因は、漠然とした環境の変化に対する不安感にあると言われています。名前が変わったり、役所で手続きをしたり、そして結婚式の準備をする中で段々と不安が蓄積されていき、マリッジブルーに悩むようになってしまうのです。また、自分が選んだ結婚相手に対する感情が、不安となって顕在化することもあります。よくあるのが、本当にこの人と結婚してよいのだろうか、という心の揺れがマリッジブルーとなり、気分がうつになってしまうのです。マリッジブルーの多くが、一時的な気の迷いということもあります。しかしながら、それをそのままにしてよいというわけではありません。早めに気づいて、心療内科にかかるなどのできる限りの対処をすることで、不安を取り除き、前向きになれます。
マリッジブルーになってしまったときには、絶対に一人で悩みを抱え込まないことです。この気持ちを放置していると、抑うつ状態になったりして修復できなくなることもあります。大切なことは、パートナーととことん話し合うことです。結婚というのは二人三脚なので、一人の気持ちがついていかなければ、その後の結婚生活も上手く行かなくなってしまいます。現在どのような気持ちで過ごしていて、どんな悩みを抱えているのかを二人で話し合い、共有することです。たしかに、すぐに解決策を見出すことができないことも多いのが、マリッジブルーです。しかし、片方がうつの状態にあるのであれば、その気持を汲んで結婚式を延期したり、病院にかかるなどの対処ができるのです。他方で、パートナーに相談してみると、意外とちっぽけなことで悩んでいることに気が付き、結局何事もなく挙式の準備をすすめる事ができるというパターンもよくあることです。逆に、本当に心がついていかないのであれば、猶予をもらうことで考える時間を持てます。